診療費用 medical expense

診察費用について

2022年4月から、人工授精等の「一般不妊治療」、体外受精・顕微授精等の「生殖補助医療」について、保険適用されます。

基本検査

女性側

内容 金額 保険適応
ホルモン検査 約4,500円
AMH(抗ミュラー管ホルモン) 6,600円
抗精子抗体(精子不動化抗体) 7,700円
HbA1c 採血 2,200円
子宮卵管造影 約9,000円
子宮鏡検査 約5,000円

男性側

内容 金額 保険適応
精液検査 約1,000円
ホルモン検査 約2,000円

※ホルモン検査、AMH、抗精子抗体、HbA1cは、血液検査を同日に行います。合計で約22,000円かかります。

タイミング指導

約5,000円前後

人工授精(AIH)

約7,000円前後(保険適用)

体外受精・胚移植(IVF-ET)、顕微授精(ICSI)

術前検査

女性:約6,000円、男性:約3,000円

手技料

*費用の詳細はこちらをご覧ください⇨PDF

特定不妊治療費助成事業について

2022年4月から、不妊治療が保険適用となることに伴い、移行期の治療計画に支障が生じないよう年度をまたぐ治療を行った場合は、経過措置として助成金の対象とします。

  1. 助成要件

    • 【対象となる治療】:2022年3月31日までに開始し、2022年4月1日から2023年3月31日までの間に終了する保険適用外で実施した治療。
    • 【助成回数】:1回限り(2022年3月31日までに行った治療で既に上限回数に達している者は対象外)
    • 【その他】:年齢制限、助成回数算定の考え方、助成金額等はこれまでの助成制度に準じます。
  2. 申請期限

    2023年3月31日
    ※申請期限間際に申請した場合、助成金の支払いまでに時間を要する場合があります。
      治療終了後はなるべく早めに申請いただきますようお願いします。

※詳しくは下記リンクをご覧ください。
福島県 不妊治療支援事業のお知らせ

不妊治療の保険適用について

「生殖補助医療」については、採卵から胚移植に至るまでの一連の基本的な診療は全て保険適用され、患者の状態等に応じ追加的に実施される可能性のある治療等のうち、先進医療に位置付けられたものについては、保険診療と併用可能となります。

※詳しくは下記リンクをご覧ください。
不妊治療に関する取組 | 厚生労働省

料金例

不妊治療にはどれくらいお金がかかるのか、不安に思う方も多いのではないでしょうか。
当院で治療をされた患者さんの事例と料金例をご紹介します。
※2022.4.1現在の料金例です。

Aさんご夫婦の場合

採卵数は6個。
SPLIT法(3個体外受精、3個顕微授精)で合計4個の受精卵が得られました。
全て胚盤胞まで培養し1個を新鮮胚移植、余剰胚2個を凍結保存しました。

金額内訳

内容 金額
採卵術 9,600円
卵子数加算(6個) 16,500円
体外受精(3個) 6,300円
顕微授精(3個) 20,400円
受精卵・胚培養管理料(4個) 18,000円
胚盤胞培養(4個) 6,000円
胚移植術(新鮮胚移植) 22,500円
胚凍結保存管理料(2個) 21,000円
合計 120,300円

Bさんご夫婦の場合

採卵数は3個。
3個の顕微授精で、2個の受精卵が得られました。
全て胚盤胞まで培養し、1個を凍結保存しました。

金額内訳

内容 金額
採卵術 9,600円
卵子数加算(3個) 10,800円
顕微授精(3個) 20,400円
受精卵・胚培養管理料(2個) 18,000円
胚盤胞培養(2個) 6,000円
胚凍結保存管理料(1個) 15,000円
合計 79,800円

Cさんご夫婦の場合

採卵数は1個。
1個の顕微授精を行い受精卵を培養しましたが、胚盤胞は得られませんでした。

金額内訳

内容 金額
採卵料 9,600円
卵子数加算(1個) 7,200円
顕微授精(1個) 14,400円
受精卵・胚培養管理料(1個) 13,500円
胚盤胞培養(1個) 4,500円
合計 49,200円

Dさんご夫婦の場合

凍結保存していた胚を融解し移植しました。

金額内訳

内容 金額
胚移植術(凍結・融解胚移植) 36,000円
合計 36,000円

注:上記は手技料であり、薬剤料、検査料、診察料が別途かかります。

*費用の詳細はこちらをご覧ください⇨PDF